ぬいぐるみ

神社や寺では、神主や僧侶の資格を持った人たちがいて、人形やぬいぐるみを持ち込めば供養してもらえます。

…がしかし、やはり少なからずお金がかかります。無料で供養してくれる神社や寺はほとんどないので、見つけるのは至難の業でしょう。

費用の捻出が厳しいな…と思う場合は、自分で供養する方法もあります。簡単な方法であれば、特別に専門知識も設備も必要ありませんので、どうしても神社や寺に頼めないときは次の通り自分でやってみましょう。

 

1.用意するもの

次のものを用意します。

  • 日本酒(2合瓶くらい)
  • 米と塩を混ぜたもの(小皿に一山くらい)
  • 小さなテーブルまたは台

 

2.準備

下が濡れたり汚れたりしても良い場所にテーブルを設置して、その上に人形やぬいぐるみを並べます。

できれば、神棚の前に新聞紙を敷くなどして設置するとベストです。神棚が無かったり、屋外で行う場合は、最寄りの神社の方角に設置します。

 

3.清め祓い

次の手順に従って、人形やぬいぐるみを祓います。

  1. 日本酒を持ち、左・右・左の順に3回、パラパラと人形に振りかける
  2. 米と塩を混ぜたものをつまみ、同様に3回、人形に振りかける
  3. 2回礼をする
  4. 2回柏手を打つ
  5. 1回礼をする
  6. 「この土地の産土大神(うぶすなのおおかみ)に謹んで申し上げます。どうぞ人形達の魂を祓い清め、天にお返しください。そして、○○○○(人形の持ち主の名前)の見護りを祈願致します」と言う
  7. 最後に1回礼をする

※1と2では、「祓え給え 清め給え」と唱えながら振りかけます。

※「産土大神」とは、特定の神様の名前ではなくて、貴方が生まれた土地の神様を指します。

 

4.お焚上げまたは処分

無事に清め祓いの手順が実行できたら、人形をお焚上げするか、普通に廃棄物として処分します。

お焚き上げをする場合には、土地の中でもあまり人が立ち入らない、清らかな場所を選んで火をつけます。燃えた後は、塩を撒いて清めましょう。

 

【お焚上げをしても法律的に大丈夫?】
個人が庭でゴミや落葉を燃やすと「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」という法律に抵触します。しかし、お焚上げであれば問題ありません。 それは、この法律の第十六条の二第三項に、「公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの」は焼却禁止の廃棄物ではない、とあるからです。 ここでいう政令とは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」であり、第十四条第三項で「風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却」と定まっています。人形やぬいぐるみのお焚上げは、宗教上の行事にあたります。

 

神社や寺に持ち込んで供養してもらう場合も、基本的な流れは同じです。神主さんやお坊さんは、上記のような儀式を凄く丁寧に行っている、というイメージです。